摘 要

特摄，既是特殊摄影技术的略称，也是广泛利用此技术制作的电影、电视节目等影视作品的总称。日本特摄在电影方面，以怪兽电影哥斯拉系列闻名于世界，在电视剧方面，广为人知的有圆古的奥特曼系列、东映的假面骑士系列和超级战队系列。电视节目中的特摄剧的顶点正是这三大系列。尽管三大系列至今仍然熠熠生辉，日本的特摄剧也有其他比较有人气的作品。东北新社制作的 《牙狼lt;GAROgt;》系列（以下简称为牙狼系列）于2005开始播放，近年来人气也比较高，2013年开始每年都在推出系列新作。值得注意的是，牙狼系列是面向大人的深夜档电视节目，能够做到现在这般，可以认为该系列拥有其独特的魅力。本论文通过分析牙狼系列的魅力特征，尝试剖析日本特摄的现状和前景。

关键词：特摄；牙狼；电视剧

要　旨

特撮は特殊撮影技術を指す略称で、またその技術が多用された映画やテレビ番組などの映像作品を指す総称でもある。日本の特撮と言えば、映画はゴジラシリーズで、テレビドラマはウルトラシリーズと、仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズは有名である。特撮テレビ番組は、この三大シリーズが一番輝いているが、実はほかの人気特撮もある。2005年から東北新社による牙狼＜GARO＞シリーズ（以下は「牙狼シリーズ」と略称する）は、近年では特に人気が高くなったようで、2013年から毎年新作が放映されることになった。しかし、注意すべき点は、牙狼シリーズは大人向けの深夜テレビ番組で、それだけ特有な魅力を持っているではないかと考えられる。拙論は牙狼シリーズの魅力を分析し、更に牙狼シリーズから日本特撮の現状と未来を考える。

キーワード：特撮；牙狼；ドラマ

目　次

1 はじめに 1

1.1 縁起 1

1.2 先行研究 1

2 牙狼の簡単紹介 3

2.1 制作背景 3

2.2 基本設定 3

2.2.1 世界観 3

2.2.2 ホラー 3

2.2.3 守りし者 4

2.3 今までのテレビと映画作品 4

2.3.1 テレビドラマ 4

2.3.2 劇場版映画 5

2.3.3 テレビアニメと劇場版アニメ 5

3 三大シリーズとの比較 6

3.1 ヒーローである主人公 6

3.1.1 変身が速い等身大ヒーロー 6

3.1.2 アクションシーンの多い主人公 7

3.1.3 血脈に決められた主人公 9

3.2 考えを引き起こせる複雑なストーリー 10

3.2.1 メインストーリーをめぐっていた展開 10

3.2.2 人はが闇に落ちた詳しい表現 10

3.3 大胆に使用されたCG 11

4 大人向けの特撮ヒーロー作品 13

4.1 化け物であるホラー 13

4.2 ホラーになった人からの現実性 13

4.3 規則からの共鳴 14

5 終わりに 15

参考文献 16

謝　辞 18

特撮：牙狼＜GARO＞シリーズの魅力

1 はじめに

1.1 契機

日本の特撮と言えば、映画はゴジラシリーズで、テレビ番組は、ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズ（以下は三大シリーズと略称する）が有名である。ウルトラマンみたいな特撮ヒーロー作品はよく子供向けのテレビ番組と定義されたゆえ、特撮は幼稚なものであるとよく言われている。

1.2 先行研究

特撮は一体何なのであろうか。今までいろいろな定義があるが、ここにおいて辻井崇紘，甲斐貴之（2012）が指摘した定義を引用する。

特撮とは、特殊撮影の略称であり、撮影時に美術や造形、光学処理などアナログな手法を用いて、超現実的な映像を作り出す技術、またはそれによって作られた映像を指す。^[1]

ちなみに、SFX（特殊効果）も特撮と翻訳されたが、日本型特撮とはちょっと違うと、徳永徹三が提示した（徳永徹三,1998）。具体的に、従来の「特撮」は、「ゴジラ」の時、円谷英二監督のミニチュアセット、特製服のゴジラ、爆破などの特殊撮影が語源である（徳永徹三,1998）。また、特撮はドラマ部分で撮れなかったカットを補足のために生まれたものという言い方もある（佛田洋,1998）。つまり、特撮はもともと撮影技術の一種であり、今は特撮作品の略称でも知られている。幼稚であると言われても、作品への評価に過ぎないのである。

しかし、作品の主な視聴者はともかく、特撮作品また特撮ヒーローそのものに関する研究は中性である。

大平剛が『侍戦隊シンケンジャー』において、特撮ヒーローというのは、幼児・子供向けに限定しては狭く、その他大勢にも受け入れられることが課題になっていると指摘した。大平さんは、親の視点から「侍戦隊シンケンジャー」を分析し、若い侍である主人公たちにはそれぞれの「父」の言葉について葛藤を持ち、またこの若者たちは、「父」の言葉から如何に影響され、どうやってそれから自分の道に向かい、立派な一人前の侍に成長したことを示した(大平剛,2015)。つまり、子供向け番組でも、大人を考えらせるところがあるということである。

特撮作品を直接に実践活動に導入した例もある。森田直之等が、日本科学教育学会年会論文集で登載した「ウルトラセブンを題材にした初等技術者倫理教育の実践と考察」により、東京都立多摩科学技術高等学校は、生徒の倫理教育を遂行するため、「ウルトラセブン」を教材として使用された。その結果、「ウルトラセブン」は教材として、活用していくことが十分可能であることが指摘された(森田直之 等,2016)。

中国においても、張群は「シン・ゴジラ」が日本内閣、政府の無能と効率低下を素直に表現しながら批判し、現実性が強い映画と評価した（張群,2017）。徐鋭は三大シリーズが子供向けの原因を簡単に分析し、承認したうえ、子供向け作品でも大人を考えらせるところがあると示した(徐鋭,2019)。刘茜もスーパー戦隊は日本社会に確実な影響を与えたと指摘した(刘茜,2011)。翟小幸は「ウルトラマンネクサス」を大人向けの作品に分けて、大人の世界には、より多くの責任と孤独があると指摘した（翟小幸,2019）。樊心若は変身ということは、日本民族の二重性格を表すと論じた。（樊心若,2017）

だから拙者も、特撮作品も大人向けて一歩を踏み出ることができると考える。近年では、牙狼＜GARO＞（以下は牙狼と略称する）という大人向け特撮シリーズ作品が人気者になったようである。しかし、牙狼から特撮を研究する人がほぼいないようである。これから牙狼を三大シリーズと比較し、その異同と優勢を分析し、日本特撮は大人向けへ行けるかどうかを解明してみる。

2 牙狼について