1. 研究目的与意义（文献综述）

学校におけるいじめ問題は、すでに世界各国が抱える共通の課題となっている。欧米や日本では、校内いじめ問題に対する関心が非常に高く、様々な形で研究が進められている。1995年、日本を含め、イギリス#12539;オランダ#12539;ノルウェー#12539;アメリカの研究者からなる「国際いじめ問題研究会」が発足し、国際的な視点からいじめの実態調査を行うようになった。同時に、民間では校内いじめは文芸作品に多く取り上げられ、政府による対応策も次々と打ち出されている。

　日本では、1980年代初期から学校でのいじめ問題が大きな社会的な関心を集め、深刻な社会問題となって浮上している。問題を解決するために、2005年、答申「新しい時代の義務教育を創造する」が中央教育審議会によって策定され、2007年、教育委員会制度改革を導入した教育三法の改正が行われた。新しい教育の理念が強調されるようになった。さらに、2014年6月21日、「いじめ防止対策推進法」（衆第42号）が参議院本会議を通して成立した。同時に、日本文学界や芸能界も校内いじめ問題に注目し、数多くの作品を作り出した。マスコミの力を借りることは、いじめ解決の有効な手段の一つであり、小説#12539;映画などの関連作品はいじめ問題の各側面をそのまま反映する役割を担っている。

　一方、中国では、ここ数年、新聞やマイクロブログなどのソーシャルメディアではいじめへの報道は急増しているが、いじめを社会問題あるいは社会公害として注目されているとは言えない。校内いじめ問題に関する研究はより遅れ、多くの人はいまだにいじめをただ子供たちのふざけあいをみなしている。中国社会科学網に掲載された記事（「日本の学校におけるいじめの原因と対策」、2016年12月27日、http://www.cssn.cn/shx/shx_ywy/201612/t20161227_3360269.shtml）によると、1980年代ごろから深刻化し社会問題となった日本の校内いじめが起る社会背景は「現在の中国と非常に多くの共通点がある」と作者に指摘された。つまり、日本学校におけるいじめ問題に関する考察は中国の校内いじめ問題にも参考になれるべきである。

2. 研究的基本内容与方案

　本論は「告白」をはじめとする日本青春映画に描かれたいじめられる人#12539;いじめる人#12539;はやしたてる観衆#12539;無関心な傍観者という4種類の人間像を分析する上に、日本における校内暴力#12539;いじめ問題の形成と特徴を明らかにし、日本政府の対応策を検討するものである。さらに、日本側の経験を中国の今更深刻化するいじめ問題に取り入れる可能性と課題についても考えてみたい。

技术方案：

① 卒論のテーマを選定すること。

3. 研究计划与安排

1月20日　 テーマを選定する。

2月20日　 アウトラインをする。

3月15日　「開題報告書」を提出する。

4. 参考文献（12篇以上）

[1]三津村正和．学校における「いじめ」問題の現状と課題 ―いじめの不可視化要因に関する考察をふまえて―［j］．教育学論集，2016 (67):93-115．

[2]平松芳樹.いじめの意識調査による教育心理学的取り組み［j］.中国学園紀要，2004（6）：53-58.

[3]相谷登.近年におけるいじめの特徴と加害者の特性について.日本教育心理学会総会発表論文集 (54)［c］．日本教育心理学会,2012（11）：350.